2019年に文春で過去の犯罪歴が報道され、話題となったお笑いコンビEXITの兼近大樹さんですが、2023年1月19日に発生した東京狛江市強盗殺人の指示役「ルフィ」こと渡辺優樹容疑者との関係が世間に公表され、再び炎上しているようです。
結論としてお伝えすると、2012年に接点があったのは事実ですが、今回の強盗殺人には一切関与していません。
ですが、なぜこれだけ炎上が続いているのでしょうか。
「結局どういうこと?」「兼近は何かしたの?」この記事ではその疑問に答えるべく、時系列でわかりやすくまとめました!
炎上時系列まとめ
2019年9月5日 文春で未成年時代の犯罪歴報道、ツイッター謝罪
この時点で、過去に犯罪歴があり逮捕されていることが世間に公表されました。
直撃に対して兼近さんは「やっと話せる」、「すべてをさらけ出してほしい」と20分以上の取材に応えているようで、ほぼ事実だと認めています。
同日、謝罪とともに今後の活動についての文章がTwitterに投稿されました。
2023年1月29日 狛江市の強盗殺人事件の指示役が「ルフィ」こと渡辺優樹容疑者だと判明
過去に一緒に逮捕されたという接点から兼近さんの犯罪歴に再びスポットがあたり、今回の事件にも関与しているのではと憶測が飛び交いました。
前述したように、狛江市強盗殺人をはじめとした一連の広域強盗には一切関与していないとご本人も断言しています。
ですが、過去の文春報道を知らなかった人にも犯罪歴が知れ渡ることとなり、再度騒ぎとなっているようです。
2023年1月31日 Twitterに投稿、質問募集
一連の騒ぎに対し、「ほとんどが公表しているもの。ですが、過去を今知った人からしたら今日の出来事だと理解して日々過ごしている」と投稿し、「騒がせすぎているので質問ありますか?」と呼びかけました。
実に9000件近いコメントが寄せられています。
- 無意識的にも意識的にも人を傷つけてきた
- 一生更生はできない、死ぬときに自分を許せたらいい
- いじめは見て見ぬふりをしたことはある、それが「いじめをした」ということになるなら、「した」となる
- 家族はもてない、本名で活動している以上世間が許さない
- 魔が差したわけではなく、それが当たり前の環境にいた
- 著書「むき出し」の収益は全寄付
- 本当に心が折れたとき、署名が集まったときは潔く芸人を辞める
2023年2月1日 YouTube生配信といじめ被害者の親を名乗る人物の投稿
自身のYouTubeチャンネル「かねちーといっしょ」で、渡辺優樹容疑者(ルフィ)との関わりを説明しました。
視聴者からのコメントに答えていく形式で進められ、「論破ではなく説明をしたい。許してほしいなんて思っていない。ただ知ってほしい」と質問に答える1時間となりました。
また、売春を斡旋していた女性と電話で会話し、涙ながらに会話をする場面も見られています。
兼近は生配信中に、かつて売春をあっせんしていた相手女性と電話で会話。兼近は「あのときはお金を一緒に稼いで(女性を)救っていると思っていた……勘違いしてて……」と謝罪し、感極まって涙ぐむ一幕も。
相手女性は、「しょうがないよでも過去は変わらないから」「私もお金が欲しくて頑張ってたし、強姦って言われてるけど絶対にそんなことをされた覚えはない」「応援しています、頑張ってね」と兼近を思いやった。
引用元:2023.02.02 MAG2NEWS
一方で同日、「息子が昔、兼近にいじめられていた」とする女性の投稿がありました。
こちらも一部メディアで話題となっています。女性の投稿は以下の通りです。
- 手の付けられない不良
- 小学校は隣の学区で、新川中学校で息子さんと同級生になった
- 女の子を転校させるほど激しくいじめ、その子は転校先(息子さんの学校)でお正月にジンギスカンを喉に詰まらせて亡くなった。自分はお葬式にも出ている
「転校するほどいじめていた」の部分に関しては、兼近さんの自伝「むき出し」に書かれていた文章をヒントに推測したことだと述べています。
YouTubeで生配信内で、いじめに関して兼近さんも言及していました。
兼近は今回の配信で、いじめ問題について、おおむね次のように説明した。
引用元:2023.02.02 Mag2News
- 自分自身が個人として誰かを直接いじめたという事実は一切ない
- とはいえ「自分はいじめはしていない」で話を終わらせるのも違う
- 当時の学校内にもいじめはあり、自分は見ないふりをしていたと思う
- 同じようないじめは今も日本中で起きており、誰もが無関係ではない
2023年2月4日現在、過去のTwitterの投稿等も掘り返され、未だに炎上騒ぎが続いています。
犯罪歴
2011年 JK売春斡旋(有罪)
「売春防止法違反の疑い」で逮捕されていますが、被害者がいないため罰金刑10万円で釈放されたようです。
兼近さんのお仕事も、用心棒のような立ち位置だったため、悪いことをしていると思っていなかったようですね。
実際にYouTubeの配信でも「当時はお金を渡すことでみんなを救っていると思っていた」と涙ながらに話していました。
2012年 1000万円強盗容疑(不起訴)
当時働いていたバー『B』のオーナーたちが起こした事件で、共犯を疑われ逮捕されました。
ですが、10日間勾留されたのち、疑惑が晴れて釈放されています。
この時の新聞記事で渡辺容疑者とともに名前が載っていることから「兼近もルフィの仲間だ」と思う人が多いようです。
余罪と言われている件
万引き
生配信のYouTube内で語られていたようなので事実かと思われます。
「万引きのような軽い犯罪はたくさんした」というような発言をしたようですね。
これによる逮捕歴はないようです。
しかし現在「かねちーといっしょ」に残っているアーカイブでは、発言を確認することができません。
生配信は1時間28分、現在残っているアーカイブが51分54秒なので、カットされたと思われます。
ゲームセンターでプリクラの機械を壊す
こちらはTwitterで匿名の投稿があり拡散されましたが、ご本人のTwitterでも過去2013年11月16日のツイートで「あそこプリクラの機械を壊して出入り禁止になってる。笑」と投稿がありました。
これに関しても逮捕歴などはないようです。
自身のYouTubeちゃんねる内で故郷を訪問した際も、友達の家の塀にコンクリートで手形をつけたり、小学校への通学路をショートカットするためにフェンスを壊したり、やんちゃな少年期を過ごしたことが語られていました。
2013年といえばまだ21歳、ちょうど不良グループと付き合いのあったころですので、この発言も当時のご本人的には悪いことと捉えていないかもしれませんね。
女の子の腕を折った
2013年8月13日の投稿を遡って発見した人により拡散されています。
内容は、友人への返信文と「よく女の子の腕の骨へし折ってたなーてへへ」というもの。
追記:2023年2月4日に兼近さんがこの件についてツイッター言及しました。
「おいマジか。こんなん繋げるの勘弁してくれ、、、思い出したよ。芸人なりたてでお笑い芸人みたいなことしたくて、ヤンキー弄りみたいなのされてて、ヤバいヤンキー大喜利返しみたいな返しで過激なこといえばおもしろいと思ってたんですね、、、 滑りすぎ弁明できない 無限に出てくるけど不快ですまん」
引用元:2023年2月6日Yahoo!ニュース
「男が女の腕へし折る事が笑いに繋がるの? 理解できない それが笑いと思ってたなら芸人向いてないわ」とする批判の声に、兼近さんは「思っててすみません。今は恥ずかしくて目も当てられません」と返信。
これにも批判が寄せられると、当時を振り返って「本当に申し訳ない。いまはふざけてもこんな事言いません。ふざけてでもこの言葉を仲間内でやり取りした事、申し訳なく思っています。気持ち悪い感性ですみません」と謝罪した。
「私を犯しに来たことは忘れない」と衝撃的なことを書き込む人も
高校の頃のことのようで、卒業アルバムも保持していると書き込みがありました。
高校名は「脅迫されているので言えない」とのことですが、兼近さんご自身は北海道札幌北高等学校定時制に入学したことは世間に知れ渡っていることですし、そもそも兼近さんは3日ほどで自主退学しており卒業アルバムには載っていない可能性が高いです。
そのため、信憑性はほぼない怪しい情報となっています。
賛否分かれるネット上の声
応援派「過去のこと」「今のかねちーを見ている」
EXITのファンであるジッターをはじめ、「過去は変えられないけど立ち直ったの尊敬する!」「今のかねちーが大好き」「これからも応援する」といった兼近さん擁護の声が多数あがっています。
ダウンタウンの松本人志さんが2月2日にTwitterで「兼近に頑張ってほしいなー」と投稿していますね。
たむらけんじさんも「罪を償い反省して、いま頑張ってる奴を受け入れない日本であってはならない」と兼近さんを擁護する投稿をしていました。
ちなみにアンミカさんもミヤネ屋で理解を示す発言をしていたようです。
この報道にアンミカは「環境がいろんな人を作る中で、(兼近は)自分で信じられる大人の声に耳を傾けて、いろいろ反省して覚悟を持ってそこと違う道を選んだ。今言われているルフィさんという方は自分がその道を選んでそちらにそれていった」と兼近と〝ルフィ〟を比較した。
続けて「だから、彼(兼近)しかできない発信っていうのがあるので、彼が今自分なりに持った誠意で救われる人が増えたらと手を差し伸べる側になって発信しているんだなと感じました」と兼近の配信に理解を示した。
引用元:2023.02.02 サンスポ
否定派「普通に犯罪者」「えげつない」
「思ったよりえげつない」「笑えない」「普通に犯罪者」「三つ子の魂百までというから人は変わらない」「いじめの被害者や犯罪で嫌な思いをした人がいるのになぜ芸能人として表に出るのか」と非難の声も多く上がっています。
また一部で争論の対象となっているのが、兼近さんのTwitterのアイコンです。
過去に接点があった“ルフィ”が犯罪行為で捕まっているのにコビーのコスプレにしているなんて反省していない証拠だと考える人も多いようですね。
漫画『ワンピース』内での話ですが、コビーはルフィが海賊になると地元を出て最初に友達になっている人物で、敵対する海軍に入隊した後もルフィに憧れている描写があります。
渡辺容疑者とは違う道を選んだというアピールだと思う人もいれば、「渡辺容疑者の事件は被害者がいるのに笑えない」と非難する声も上がっています。
生配信のYouTube内でこのことについて言及されていましたが、ご本人は「前から公言しているけど、ワンピースが大好きで、特にコビーが一番好きなキャラなだけ」と答えていました。
兼近さんは批判の声を受け入れつつも、「俺を殺しても加害者は減らない。どうかそのエネルギーを被害者のために」と呼びかけています。
今後も表舞台で活動し、自身ができるやり方で支援を続けていくと話しています。
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